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エレクトロニック・コントロール・トランスミッション(ECT)とは?電子制御のAT

エレクトロニック・コントロール・トランスミッションECT)とは、オートマチックトランスミッション(AT)や、CVTなどの自動変速機を制御するシステム名です。

ECTはトヨタの電子制御ATの名称です)
6速トランスミッション
エンジンやトランスミッションに取り付けられてた各センサーの情報から車の走行状態を判断し、すばやく最適なシフト(ギヤ)を選びシフトチェンジを行います。
 

役目

▼燃費向上

走行状態に適したシフト(変速比)を選び必要量の燃料を噴射することで、燃費の向上を実現させています。
 

▼運動性能向上

ドライバーがアクセルを踏み込んだ際、踏みこみ量、速度に応じたギヤへすばやくシフトチェンジすることで、ドライバーにレスポンスが悪いなどの不快感を与えることなく、車の運動性能を向上させます。
 

▼スムーズな変速

変速時(シフトチェンジの際)に、「エンジンの回転数を調整」「点火時期を遅らせる」「フューエルカット」などを行い、変速時のショック(変速ショック)を低減させています。

(新車時に比べ変速ショックが大きくなったと感じるは、オートマチックトランスミッションフルードATF)の劣化によるものもあります)
 

▼保守

「Nレンジ」から「Dレンジ」にシフトチェンジの際、アウトプットシャフトなど駆動系に急なトルクが掛からないよう、一度「2速」にシフトチェンジしたのち、「Dレンジ」へとシフトチェンジを行います。
 

▼安全

トランスミッションへエンジン始動時の急な圧力が掛からないよう、シフトポジションによってはエンジンが始動できないようになっています。
 

変速パターン

▼ノーマル

その車の基本の変速システムとなり、燃費が向上するように設定されています。
 

▼パワー

シフトチェンジの変速点が高めに設定されており、エンジン回転数を高く(高回転まで)引っ張ることができ、パワフルな運転ができるようになっています。
 

▼マニュアル

オートマチックトランスミッションでありながら任意のシフトにギヤを固定することができ、AT車でありながらマニュアル車の様な運転が可能となります。

ゲートATノブ 黒木目 社外品
ゲートATノブ 黒木目 社外品

この操作によって「セミオートマ」「パドルシフト」に代表されるような運転が可能となります。
 

故障とフェイルセーフ

▼故障

センサーやソレノイド(バルブ)に異常が発生した場合に、インパネにあるウォーニングランプのひとつ「オーバードライブ(O/D)インジケーターランプ」が点滅し、ドライバーに異常を知らせるようになっています。
 

▼フェイルセーフ

トランスミッションに異常や故障が発生してもある程度の走行ができるよう、正常なソレノイドを利用しシフトチェンジを行ったり、故障時に作動する予備データを利用して、故障時であっても車が走行できるようにしています。
 

ウォーニングランプ警告灯です。
フェイルセーフ機能(安全装置)によってある程度は走行可能ですが、状況によっては深刻な故障に発展することもあるので、警告灯が点灯したら近くの整備工場かJAFを呼ぶことをオススメします。

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